Reports for WPF
カスタムフィールドについて
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Reports for WPFCustomFields アセンブリを使用して、カスタムフィールドを含むレポートをロードできます。C1ReportDesigner アプリケーションによって作成されたレポートは、以下のカスタムフィールドを提供します。

以下に示すような一部のカスタムフィールドを参照するには、追加の ComponentOne アセンブリが必要です。

次の例は、Chart カスタムフィールドを含むレポート定義を作成し、それを WPF アプリケーション内の C1DocumentViewer にロードしてレンダリングします。

  1. レポート定義を作成します。
    1. C1ReportDesigner アプリケーションを開きます。C1ReportDesigner にアクセスする方法の詳細については、「Visual Studio から C1ReportDesigner へのアクセス」を参照してください。
    2. C1Report Wizard を使用して新しいレポートを作成します。データソースとして C1NWind.mdb の Employees テーブルを設定し、それらのフィールドを選択し、レポート名を「Chart」に設定します。
    3. レポートの編集を開始するには、[設計]ボタンをクリックします。
    4. [挿入]タブの[カスタムフィールド]グループで、[チャート]ボタンをクリックします。
    5. レポートに Chart フィールドを配置し、チャートが表示されるようにフィールドのサイズを変更します。
    6. プロパティウィンドウから、Chart フィールドのプロパティを次のように設定します。
      • DataX:Country
      • DataY:EmployeeID
      • Aggregate:Count
      • ChartType:Column
      • YMin:0
    7. [F5]キーを押して、レポートをプレビューします。
    8. ファイル名を「ChartField.xml」にして、レポート定義ファイルを保存します。レポート定義のデザインビューは次のようになります。
  2. WPF アプリケーションを作成します。
    1. 新しい WPF アプリケーションを作成します。C1NWind.mdb にアクセスするには、プロジェクトのプラットフォームターゲットを x86 に設定します。
    2. プロジェクトの References に次のアセンブリを追加します。
      • C1.WPF.C1Report.CustomFields
      • C1.WPF.C1Report
      • C1.WPF
      • C1.Win.C1Chart
    3. レポート定義ファイル ChartField.xml をプロジェクトフォルダに追加します。[出力ディレクトリにコピー]プロパティを[新しい場合はコピーする]に設定します。
    4. C1DocumentViewer コントロールを MainWindow に追加します。
    5. コードビューで、次のコードを追加します。
      C#
      コードのコピー
      public MainWindow()
              {
                  InitializeComponent();
                  var report = new C1.C1Report.C1Report();
                  report.Load("ChartField.xml", "Chart");
                  this.c1DocumentViewer.Document = report.C1Document.FixedDocumentSequence;
              }
      
      VB
      コードのコピー
      Public Sub New()
          InitializeComponent()
          Dim report = New C1.C1Report.C1Report()
          report.Load("ChartField.xml", "Chart")
          Me.c1DocumentViewer.Document = report.C1Document.FixedDocumentSequence
      End Sub
      
  3. アプリケーションを実行します。次のように、C1DocumentViewer にカスタムフィールドがレンダリングされたレポートが表示されます。
チャートカスタムフィールドの作成の詳細については、「チャートフィールドの追加」を参照してください。デフォルトの場所 Documents\ComponentOne Samples\WPF\C1.WPF.C1Report\C1WPFReport\XML\CommonTasks\ にあるレポート定義 CustomFields.xml には、すべてのカスタムフィールドが含まれます。
2015v2 以降、C1.WPF.C1Report.CustomFields.4 dll を参照する WPF アプリケーションでは、プロジェクトに C1.Win.4 and C1.Win.Barcode.4 dll を追加してください。
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